水無川 セドノ沢左俣     平成16年11月23日(祝)快晴  

コース  渋沢駅ータクシー戸沢キャンプ場9;00ー入渓9;15ー二俣9;35ー大滝上11;00
ー13;25登山道13;50ー政治郎尾根ー15;25戸沢15;50ー大倉16;45ー渋沢


F1 5m 右を越える
渋沢駅に7時30分集合して、タクシー(注、神奈中のタクシーしか入ってくれません、3140円)で戸沢のキャンプ場まで入る。駐車場で沢仕度に代えて出かける。天気は良く、この時季としては異常に暖かく、沢歩きには最高の日和です。源次郎沢を渡渉して直ぐに本谷へと入るとゴーロと堰堤です。堰堤にはロープのアブミが残置してあるので利用させてもらう。左の藪にも新しいクサリが付けられている。ガイドブックにはF1の下まで書策新道を使うように書かれているが間違って早めに入ってしまい、適度なウォームアップをする事になった。本谷のF1は左壁にクサリがある。超えるとセドノ沢の出合で、左には本谷のF2が見える。またセドノ沢入り口のプレートがついているので間違えることない。直ぐに、F1、5mとなり、これは左壁にクサリがあるが釜をひざまで浸かって右壁を登る。滝口にはお助け紐がある。F2を超えると二俣に着く。

真ん中が大滝13m
ここにも、プレートがついている。左股を行く。幾つかの小滝を越えて、正面に4つの連続する滝が見えてくる。奥に見えるのが大滝らしい。取りあえず大滝の下まで進んでみると、大滝の上から懸垂下降をしている若者グループがいた。大滝を巻いて上がり、これから、トップロープで大滝の登挙の練習を行うそうです。我々も巻くことにして2段下まで下りる。しばらく休憩をしながら彼らのルートを見てから巻きにかかる。支尾根の踏み跡を詰めて、適当なところからトラバースで大滝のもう一つ上の滝上に簡単に下りられた。この先、ゴーロが続き、F7、8mが現れる。ここも滝下まで行ってみるが直登は無理なので、少し戻りルンゼを詰めて10分で書策新道に出る。直ぐ先で沢に戻り、しばらく登山道と一緒の道を行くと、左に白竜の滝がかかる枝沢が1:1で落ち合う。

F7 8m
下から巻き書策新道に出る
ガイドブックの詰めの場所から推測するとこの沢を詰める感じになるが明らかに違うので右沢を行く。改めて、拡大コピーした地図で確認をすると終了点が新大日の直ぐ横に出ることがわかった。奥の二俣の手前で水が涸れそうなので昼食をとりながら休憩をする。右股を行くと直ぐに涸れた絶壁の滝にぶつかり、ルートを間違えたのかと思うが、間違いないことを確認し、巻き道もないのでここを超える。このとき最初の足がかりの大きな岩が落ちて、ひじをしたたか岩にぶつけてしまう。これが登挙中でなかったのでホットした。中間部が垂直気味でいやらしいがガバがあるのでクリヤーできた。後続にザイルを出す。この先は狭い傾斜の強い涸滝が続くがホールドがあり特に問題なく超えられる。
スズタケが現れると稜線は直ぐで、最後の崩壊地の土壁を滑りながら登山道に這い上がる。三ノ搭付近にはハングライダーが気持ち良さそうに飛ぶのが見らる。稜線に出てもまったく寒い事が無く、快適に政治郎尾根を戸沢に下山した。立ち寄り湯は鶴巻温泉「弘法の湯」です。日曜日は1000円とちょっと高い。風呂上りには施設内にある蕎麦屋でビールで乾杯しながら忘年山行と忘年会の相談をしてから帰る。いつも車の運転で飲む事が出来ない高城さんも今日は電車なので心置きなく飲む事が出来て何よりでした。